世の中にはたくさんのお仕事がありますが、あえて工場の仕事を選ぶ人もたくさんいます。というか最近では20代の女性でも工場勤務を選び人が増えているという現実。
ホワイトカラーの人達からしたらなぜ?と思うかもしれませんが、工場で働きたい人には彼らなりに立派な理由があるのです。
逆に、工場勤務の人達からするとなぜ事務職なんて仕事を選んだのか?と疑問に思うそうです。
結局は本人がどんな仕事がやりたいか、ということ。
今回は工場で働きたいという方の考え方や、簡単な仕事を見つける方法についてご紹介しましょう。
20代の女性が工場で働くことのメリット・デメリット
デメリット
きらびやかなオフィス街で働くOLさんとは異なり、どちらかというと地味な工場勤務の20代女性。
仕事帰りにショッピングしたりみたいな都会的な生活に憧れている方はには、工場の仕事は難しいでしょう。
工場はたいがい地方の土地の広い田舎に存在していますので、都会で華やかに遊びたいという方とは真逆の生活がまっています。
メリット
学生時代勉強があまり得意ではなかった方。毎日椅子に座ってオフィスワークするのなんて考えられないという女性にとって、工場はとても良い職場です。
基本的にどの工場も学歴不問なので、身体に不自由がなければだれでも採用されます。
また、大きな工場になるとやはり同じ20代くらいの男性もたくさん働いているケースが多いので、恋愛に発生しやすいという面もあります。
彼氏を作りたいなと考えている20代女性にはメリットといえるでしょう。
ただし、小さな工場に就職すると出会いが極端に限られます。出会いを求めるなら大きな工場に採用されるようにしましょう。
工場での服装やメイク
工場勤務での制服といえば作業服ですよね。
これらは工場から貸与されますので大丈夫。ただしクリーニングは自分でしなければならない場合もあります。
食品工場では衛生面の問題もあるため、毎日新しい作業服が支給されます。
なお、作業着の下はみんな普段着です。
ジーンズとかTシャツとかラフな格好で足下はスニーカーというケースが多いですよ。
とにかく見た目より動きやすさが重要。
メイクは職場によっても違いますが、ナチュラル派からバッチリ派まで様々。
なお、顔にマスクをしたり職場が暑い場合は汗をかくため、薄めの化粧にしている人が多いと思います。
20代女性ができる工場の仕事
工場というと力仕事を想像してしまいますが、当然ながら女性は力がないため重労働の作業には配属されません。
男性のように力があればその分お給料もいいのですが、この点は仕方ないと思うしかないでしょう。
・検査
工場のラインできあがった製品の欠損やキズなどがないかを目視でチェックする仕事です。根気がいる仕事ですが女性がたくさん活躍している職種のひとつです。
・組み立て
小さな製品、たとえば電子機器とか日用品とかそういった製品の組立は力を使わないため、20代の女性が大活躍する職場です。ものづくりが好きな方にも楽しい仕事だと思いますよ。
※女性に人気の組立仕事についてはこちらに詳しく書きました。
・仕分け
商品を段ボールに詰め、配送先ごとに分けたりするお仕事です。
知識がなくてもできる未経験者OKの代表的なお仕事です。なお、梱包や仕分けも重たい荷物を持つことがあるので、その点はあらかじめ理解してからはじめた方がいいですよ。
最初は身体がきついですが、そのうち慣れてきます。
・食品工場のライン
20代女性に限らず女性がたくさん働いている工場といえば食品工場です。
お菓子をつくったり、漬物をつくったり、ソーセージをつくったり、弁当工場では食材を詰めていったりと、比較的簡単なお仕事には女性がかかせません。
立ちっぱなしの仕事なので足の疲れがひどいですが、最初の2週間我慢できれば、その後も続きますよ。
工場の時給
職種によって時給も様々ですが、技術や力を使う作業なるほど高くなる傾向にあります。
求人サイトを見ているとやはり組み立ての仕事の時給が高い傾向にあります。残業代も入れれば20万円にいくところもあると思います。
・検査
1,000円~1,500円くらい
・組み立て
1,200円~1,500円くらい
・仕分け
900円~1,100円くらい
・食品工場
850円~1,000円くらい
人間関係について
女性が多い職場では、やはり噂話やいじめなどがあるものですが、工場でもその傾向はかわりません。
ただ、職場にめぐまれればそういったこともまったくないという場合もあります。
やはり間に男性が入ってくれるような工場であれば女子も無闇にケンカしないもののようです。
また、50代くらいのパートさんが多い職場の場合は、そういったおばちゃんに可愛がられるようにしましょう。娘くらい歳の離れた20代女性ならいろいろサポートしてくれるはずです。
とにかく年配の方には嫌われないように!
※女性が多い工場の良い面についてはこちらの記事もご覧ください。
工場は20代の女性でも働ける場所
実は当サイト管理人の知人にも工場で働いている人がいます。
20代後半の女性で、見た目も普通以上で、性格も優しく、みんなに好かれるタイプです。どちらかというとオシャレ!
なんとなく工場で働いているところを想像できないのですが、工場大好き人間なのです。
そんな彼女の工場への転職体験をご紹介します。
20代アパレル女性が工場勤務に転職する話
24歳 元アパレル勤務 M・Yさん
高校を卒業してからは、地元のショッピングモールでアパレル販売員の仕事をしていました。
元々オシャレが好きだったので、販売の仕事につくのは当然の流れというか、当たり前のように就職しました。
だけど、働きだしてから気づいたのですが、接客業ってすごく大変なんです。
こちらから積極的にアプローチして服を売らなければなりません。
お客様はただ洋服をながめているだけのことが多いので、私の声かけをすごい嫌がられるのですが、でもお店の方針なのでやらないわけにはいけません。
私が近づくとお客さんが逃げていくみたいな・・。
なんとなくそういうことが続いて、接客業が本当に嫌になってきました。
人の嫌がることをするのが接客業なら私のやりたいことではないな、と。
もしかしたら私はオシャレが好きなだけで、接客や販売は好きではないのではないかと思い出しました。
一番大変だったのはお店のディスプレイや販売キャンペーンを考えなければいけないことでした。
最初は店長達が一緒に考えてくれたのですが、その後は私に任せられて、そういうのが好きな人にはすごい楽しい仕事だと思うんです。
でも私は自分で考えるのがかなり苦手・・。
誰かに指示されたことを延々とやっているのが性に合っているような気がしてきたのです。
そんなとき、同じ20代で高校時代の知人が地元の電子部品工場で勤務しているのを聞きました。
子供の頃から周りの大人がその工場で働いていたり、関連会社で働いているのを見ていたのでなんとなく地元の工場に誇りもありました。
その知人もその工場で働いていました。
役職としては工場のある部門の管理を任されているということでした。
部下というか部品の製造ラインで組立や検査をするスタッフがたくさんいて100名くらいは使っているという話でした。
彼らは、その知人の指示のもと座ったままで毎日部品を組み立てたり検査するだけで、自分で考えて何をしたりというか、そういう仕事はしないと聞いて、これは私がやりたかった仕事だ!と思ったのです。
しかも座ってできる仕事だからアパレル販売みたいに足がぱんぱんにむくむこともない!
ただ、その工場で勤務している知人は高校卒業してすぐに就職したので工場の正社員でした。
工場ではあまり中途採用は行っていないということで、私がいきなり入社するのは無理なようでした。
そのため、工場で働きたい私みたいな女子はどうすればいいのか聞いたところ、とりあえず他の人達と同じように派遣会社に登録して、そこからうちの工場に働きに来たらどうかということでした。
私は工場で組立をしている人達もみんな社員だと思っていたので意外でしたが、そういうことか!と思って派遣会社を紹介してもらって登録することにしました。
登録したらすぐに担当の人から電話がかかってきたので、面接をしてもらうために駅前にある登録場所にいくことになりました。
面接というと重々しいのですが、実際は派遣会社のお姉さんが私のこれまでしてきた仕事の内容を聞いてくれたり、今後どうしたいかという話をする、世間話みたいな面接でした。
当然ながら、私は工場で働きたいです!
とお願いして、先ほどの知人が働いている工場で募集が出ているならそこで働きたいとお願いしました。
ちょっと調べてもらうとまだ人を募集しているということで、すぐにお願いしました。
そんなわけで私の工場生活が始まりました。
初日はさすがに心配だったのですが、派遣会社のお姉さんが一緒に出社してくれたので安心できました。
工場の担当者は私の知人ではなくて、ちょっと太った中年のさえないおじさんでした。
若い女性が工場で働きたいってすごいねーとか言われて、
やっぱり20代の若い女の子が働く職場ではないのかなとか思いましたが、見学でいろいろな部署を見せてもらうと、パートのおばさんや30代くらいの主婦の方もたくさん働いていると聞いてちょっと安心しました。
そして、後で気づいたのですが、20代30代くらいの女性は工場の中でもかなりもてます。
男性の工員もたくさん働いている工場でしたが、食堂でも結構声をかけられるし、私あまりかわいい方ではないのですが、このちょっとモテる感じは意外でした。
服装は、すごいラフでいきました。
下はジーンズとスニーカーで上はシャツ1枚。
工場ではおそろいの上着、作業着というのを着るので特に服装にこだわる必要はありませんでした。
もともとオシャレが好きだったのでそこだけが残念でしたが、オシャレは休日にすればいいかと割り切って作業着を着ました。
というか、今は作業着の方がしっくりくるんですけどね。
工場では「組み立て」の部門に配属されました。
お弁当くらいのパーツに、指定された電子部品をひたすらくっつける仕事です。
もちろん座ってできるので超ラクチン!
しかも何も考えなくていいなんて!私にとっては工場の組み立て部門は天国のような場所でした。
工場で働きたい!という夢がかなった瞬間です。
まわりの派遣社員の人も、もくもくと仕事に没頭していて、中には1日に何個組み立てられるかを競っている人達もいるくらい。
現在は組立の仕事から検査の仕事に配属替えになっています。
もちろん検査の仕事も工場の中では重要ですが、座ってできるラクチンな仕事です。
先に入社しているパートのおばちゃんとも随分仲良くなって、すごく楽しいです。
それに先輩だからといってだれも偉ぶっていないのが工場のいいところかと思いました。
みんな様々な派遣会社から派遣されているから、お互いのことを尊重しているみたいでした。
ちなみに時給は1,200円でした!
月給だと20万円以上になるので、今まで正社員で販売の仕事をしていたのに月給17万円だったのがバカみたいに思えてきました。
本当に工場で働いて良かったと思います。
工場で働きたいなら簡単な仕事を紹介してくれるところがベスト
いかがでした?
20代の女性でも工場で働けるイメージをもっていただけたのではないでしょうか。
工場ってハードワークなイメージですが、実は簡単で誰でもできる体力的にも楽な仕事があるんです。
まずは求人サイトでどんな仕事があるのかチェックしてみてください。きっと、アナタにあったお仕事があるはずですよ。
最初は派遣会社で紹介してもらった方がいい
なお、最初から一人で工場の仕事を探すのは大変です。
そのため、最初は工場の仕事に強い派遣会社に登録してお仕事を紹介してもらう方がハズレがないですよ。
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