県外に転職するって地方にいるとすごくハードルが高い。
これは自分自身が県外から転職した経験があるから本当にそう思います。
都会の人達には隣の県に転職するって当たり前なのでピンとこないかもしれませんが、田舎に暮らしていると隣の市に行くだけでも結構大変だったりしますからね。
距離的なものも県外に対するハードルですが、人間関係などが県外に転職することですべて壊されてしまうのも結構大変。
人生いちからやり直す!みたいなそれくらいの思いが県外への転職にはあるものです。
そのため、県外へ出て失敗したくないのは誰もが思うところ。
ということで、今回は県外への転職における手続きや流れについてご紹介します。
県外へ転職する目的を明確にしよう
県外へ出ると決めているからには、なんらかの目的があるはずですよね。
私の場合は、以下の2点が県外への転職を決意した理由です。
・地方にはやりたい仕事がなかった
・都会でもっと高いレベルの仕事がしたかった
いま考えると、地方にもよく探せばやりたい仕事はあったかもしれないですし、地元の人達の仕事のレベルも低くはなかったなと思います。
しかし、当時は20代後半。
まだまだ血気盛んだし、20代のうちに何者かにならなければ一生後悔する!と考えていたのです。
今の自分とは別の者になるためには、県外へ転職するのが手っ取り早いなとそう思いました。
私の場合は先ほどの2点の思いが強かったので、県外へ転職してから落ち込むことはあっても、何とかやり通してやる!というガッツが自分を支えました。
仮に、最初の目的が曖昧だったら途中で挫折して田舎に帰っていたかもしれません。
そのため、これから県外で働くことを考えている方には、ご自身の目的が明確になっているかをとにかく突き詰めてもらいたいのです。
家族や友人へ相談する
仮に県外への転職に対する意思が明確になったら必ず家族や友人へ相談しましょう。
家族は反対するかもしれません。
友人も行かないでほしいと言うかもしれませんね。
だって県外へ転職するということは、場所によっては友達とはもう会うこともないからなのです。
友達も遠くに離れてしまうとだんだん疎遠になっていきます。
若いうちは時々帰省して会ったりもできますが、年齢を重ねるとやはり暮らしている場所に自分の居場所ができてしまいます。
地元はあるけど、転職してしまえば人間関係も精算されてしまうことを覚悟しなければなりません。
LINEで繋がってる?
今はそうかもしれませんが、きっと10年後には友人とは別々の人生を歩んでいるはずです。
県外への転職とはそういうものです。
ただ、家族や友人に反対されたからといって自分の決めたことを変えてしまうのはよくありません。
ここはご自身の意思がどれだけ堅いかを試されていると思ってください。
家族や友人は大切ですが、だれもあなたの人生の責任を取ってくれません。
転職活動の方向性を決める
県外への転職を決めたら、仕事探しの方向性を決めましょう。
仕事を探す方法はたくさんあります。
・求人サイトで見つけて応募する
・知り合いに紹介してもらう
・転居先のハローワークで紹介してもらう
・転職エージェントに紹介してもらう
それぞれ一長一短があります。
しかし、今回は県外への転職です。
人生がかかっています。絶対失敗は許されないですよね。
しかも、引っ越し先の県外の事情にまったく詳しくなかったとしたら、転職活動は相当難航することになります。
県外の街には、その土地ならでは有名企業があったり、隠れた優良企業があったりします。
そういう会社はなかなか求人サイトで求人情報を掲載しないからです。
そもそも募集自体が少ないというのもありますが、一番は有名な会社は体裁を気にするということです。
求人募集の多くは欠員補充などの理由があって行われます。
欠員補充は、人が辞めたとか、足りないとか悪いイメージがあります。
また、新規事業を極秘に進めたり、新しいサービスを始める際には競合企業に見つからないように密かに人を集めるのです。
このように有名企業はひそかに求人募集を行いたいため、求人サイトにも求人を掲載しないですし、ハローワークにも絶対出しません。
で、どこに求人を出しているかというと「転職エージェント」の非公開求人に出しているのです。
転職エージェントとは、「リクナビ」や「マイナビ」などの大手人材会社が転職希望者にお勧めの求人情報を密かに紹介してくれるサービスです。
求職者は無料のサービスで、人材会社は紹介料を企業からもらう仕組みです。
県外への転職ではこの転職エージェントを活用して転職する方が圧倒的にオススメです。
転職エージェントに相談する
登録するなら全国に営業所を持っている大手の転職エージェントにしましょう。
全国規模でサービスをしている企業は地元で相談に乗ってくれます。
地元の営業所で県外の転職先の紹介や、面接の日取りなどを調整してくれます。
もちろん受かりやすい面接のアドバイスもしてくれます。
また転職先企業の中には、地元で面接をしてくれる企業も少なくありません。
県外に出てまで働いてくれるなら企業側もできるだけサポートしたいという思いがあるからです。
転職エージェントは多数ありますが、一番のオススメは何と言ってもリクルートエージェント。
転職実績は41万人と日本ではナンバーワン。
リクルートグループの抜群の知名度を活かして多くの有名企業と繋がっているのが特徴です。
地元では出会えなかったような有名企業を紹介してもらうことも可能です。
女性や職歴が無い方、とりあえず県外に出たい方は派遣がオススメ
職務経歴がアルバイトくらいしかなく、正社員での転職が難しそうな方は、派遣登録して事務などの簡単な仕事を紹介してもらいましょう。
派遣登録もやはり大手のリクルートスタッフィングをオススメしています。
未経験の職種なのに、意外と大手の企業に入れたりするのがリクルートスタッフィングの特徴。
女性の方だと派遣でとりあえず県外に出てみるという方も結構います。
20代はもちろん、30代でも求人自体はたくさんあるので、結構思いもしなかった有名企業を紹介してくれたりしますよ。
こんなところ紹介してもらえるの?みたいなことは普通にあります。
気になる方は、登録してリクルートさんの話を聞いてみるだけでもアリですよ。
さて、転職エージェントは現在お勤めの方の日程などを考慮しながら面接のスケジュールを組んでくれます。
面接を土日にやってくれる企業もありますが、多くは平日に行われると思っておきましょう。
そのため、面接のためには有給休暇をとって会社を休む必要も出てくるはずです。
普段の仕事をこなしながら有給をとって不慣れな県外での面接日程を組んで、ということになるとかなり大変ですよね。
途中で県外への転職を諦める方もいるかもしれません。
そういう時でも転職エージェントの担当者がいろいろ相談に乗って企業の選定から面接の調整をやってくれるので助かります。
転職も一人じゃないと思うとやりきれるものです。
ガテン系の仕事なら工場専門派遣会社で登録すれば仕事と寮を紹介してくれる
なお、工場や軽作業の仕事がやりたい人は以下の派遣会社に登録しましょう。
全国各地にアパート寮があって無料で入れる場合もあります。
スカウト機能あり!自分で仕事を探したいという方はリクナビネクストがオススメ
転職コーディネーターに相談するより自分のペースで自由に仕事を探したいという方も多いと思います。
そういう場合は大手求人サイトのリクナビネクストがネームバリューもあり、また求人数も多いので安心です。
また、リクナビネクストはスカウト機能があり、登録しておくと有名企業からオファーがある場合もあります。
内定を取ってから上司に退職の意向を伝える
うまく県外の企業で内定を勝ち取ったらはじめて会社の上司に退職の意向を伝えましょう。
先に会社を辞めてから転職活動を始める方もいますが、おすすめしません。
というのも、県外への転職は一生を左右する大きな決断を伴います。もし失敗するとその後の人生の大きなダメージです。
そのため、内定を勝ち取るまでは絶対に今いる会社を辞めてはいけないのです。
なお、普通の会社だと退職の3ヶ月くらい前には上司に意思を伝える必要があるはずです。
3ヶ月あれば引き継ぎなどの仕事もスムーズに進みますし、後任の採用募集も行うことができます。
そのため、県外の転職先企業にも、内定をもらってから3ヶ月後に入社する旨をあらかじめ伝えておく必要があります。
中には「来月から来てほしい」とか急なことを言う会社もありますが、スケジュールは余裕を持って組んだ方がいいです。
特に県外への転職は引っ越しのこともあるため、相当に慎重に行いましょう。
引っ越しの準備
内定をもらったら引っ越しの準備にかかりましょう。
引っ越し先は一人暮らしならワンルームアパートになると思います。
2月くらいの引っ越しシーズンならいっぱい空きがありますが、別の季節だとアパートの空きがないという場合もあります。
そのため、アパート探しは出たとこ勝負ではなく、長期戦を覚悟して臨みましょう。
ネットの不動産サイトで大まかなアパートの場所や家賃相場をチェックしておくことも重要です。
その土地になんの知識もなければ不動産屋に適当なアパートを紹介されてしまうこともあります。
情報武装をしてから不動産屋に乗り込む必要があります。
また、街の不動産屋はネットに掲載していない情報をたくさん持っています。
アパート探しの場合は必ず足を使って探すことが鉄則です。
退職に伴う各種書類・手続き
なお、退職する際には保険証を返却したり、年金手帳を返してもらうなど様々な書類が必要となります。
※詳しくはエン転職の記事がまとまっているのでこちらをご覧ください。
転出届の提出
県外に出る前に役所に行って転出手続きを済ませておきましょう。
それまで両親の扶養家族になっている方も転出届を出すことで独立したことになります。
この届を出さないと、保険証や年金手帳などすべての公的書類の住所がすべて地元の住所のままになってしまいます。
転出届けは転出の14日前から提出することが可能です。
役所で転出届を出すと「転出証明書」を出してくれます。この証明書を持って県外の転居先の役所へ行くのです。
転入届の提出
引っ越し後、その土地の役所に転入届けを出しましょう。
転入届けは引っ越し後14日以内に提出する必要があります。
このほかに自動車免許を持っている方は、引っ越し先の警察署で住所変更届を出す必要があります。
まとめ
以上が県外へ転職する際の手続きと流れでした。
なんか結構ハードル高いなと思う方も多いかもしれませんね。
確かに面倒なことはいっぱいありますが、本気で県外で働こうと考えている方は、こういった面倒なことを乗り越えていくだけのガッツがあります。
まずは県外転職の思いを明確にするところから始めて、転職を成功させてくださいね。
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